最愛の人を亡くしたおばあちゃんのその後の生き方が素敵すぎる

私のおばあちゃんの話ではありませんが。

 

最近、旦那の友人E(ドイツ人)のおばあちゃんの話を聞きました。

その話がとても印象的だったので紹介します。

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60歳で最愛のパートナーを亡くしたおばあちゃん

旦那の友人Eのおばあちゃんは

60歳の時に、長年連れ添った旦那様に先立たれてしまいました。

 

おばあちゃんはそのことが悲しくて悲しくて

「自分も死んでしまいたい」と周囲にこぼしていたそうです。

 

悲しみに暮れ、塞ぎ込み、家に閉じこもりがちになったおばあちゃんは

日に日に痩せて行ったそうです。

 

悲しみに暮れるおばあちゃんに、孫たちが旅行をプレゼント

そんな彼女を見かねて

友人Eを含む孫たちは、おばあちゃんに「旅行」をプレゼントしました。

(場所はどこだか忘れましたが、、、ヨーロッパ内のどこか暖かい所だったと思います。)

 

おばあちゃんはこれまであまり旅行をしたことがなかったそうですが

「新しいものを見て、新しい人と出会い、少しでもおばあちゃんの気持ちが晴れれば」

と、孫たちは考えたそうです。

 

旅行から帰ってきたおばあちゃんの変化

孫たちからプレゼントされた旅行から帰ってきたおばあちゃん。

その顔は、キラキラと輝いていたそうです。

 

「今まで60年生きてきたけど、旅行がこんなに楽しいなんて知らなかった。」

と、おばあちゃん。

 

旦那様が亡くなってからは塞ぎ込み、ろくに外出もしなかったおばあちゃんですが

孫からもらったその旅行以来、暇さえあれば旅行に出っぱなしになったそうです。

 

現在98歳。人生を謳歌する友人Eのおばあちゃん

そんなアクティブな友人Eのおばあちゃんですが、今年で御年98歳。

 

さすがに以前ほど頻繁に旅行はしなくなったそうですが

それでも

身の回りのことはまだまだ自力で出来るし

自分だけで買い物にも行けるし

自分で車を運転して(!)頻繁に友達に会いに行ったり

人生を謳歌しているようです。

 

そしておばあちゃんは、孫たちに常々

「(旅行行くのにお金使ったから)遺産全然残ってないからね!

と言っているそうです(笑)

 

友人Eをはじめ、孫たちはそんなおばあちゃんが大好きなんだとか。

 

とても素敵な話だと思った

この話を友人Eから聞いた時

なんだかすごく感動して、心がほっこりしました。

 

そして同時に

旦那のおばあちゃんの事が頭に浮かびました。

 

旦那のおばあちゃん

旦那のおばあちゃんは、御年94歳。

 

彼女のパートナーは、旦那が生まれる少し前に亡くなりました。

 

40年以上、未亡人としての生活を送っている旦那のおばあちゃんですが

普段は旦那の両親の家に住んでいます。

 

人生が楽しくなさそうな、旦那のおばあちゃん

最近、旦那のおばあちゃんがすることと言えば

1日中テレビの前に座ってテレビを観ること。

耳が悪いので、耳には大きなヘッドフォンを付けて。

 

頻繁に会いに行く友達はいませんが、彼女の事を気に掛ける家族はいます。

 

ただ、、、

 

口を開けば

「あそこが痛い、ここが痛い。」

と体の不調の話ばかり。

 

家族が周りにいると

それまではそんなことなかったのにゼェゼェハァハァと辛そうな息を漏らす。(かまってちゃん?)

 

目が悪いので料理を作ることはもう出来ないのですが

誰かがおばあちゃんのために料理を作れば、言われるのは文句ばかり。

 

体の調子の事もあるだろうし、元々の性格もあるのだとは思いますが。

それでも、いつも卑屈っぽい文句ばかりで、周りの人もイライラ。

 

それに

おばあちゃん自身が人生をまったく楽しんでいないように見えます。

 

生かされている人生を楽しまないのはどうなのか

少し話が脱線しますが。

 

旦那のおばさんは比較的裕福で、おばあちゃん(おばさんにとってはお母さんですが)の為に様々なものを提供しています。

 

生活に必要な様々な物をはじめ

特に医療関係には多額のお金を払っているんだとか。

6週間に1回は、全身の血を総入れ替えするような高額な治療も行っているようです。

 

このような高度な医療の助けがなければ、旦那のおばあちゃんはもう生きていないでしょう。

 

おばあちゃんは、医療によって生かされている。

 

旦那のおばさんが、実の母に長生きしてもらいたい気持ちは痛いほど分かります。

 

ただ

毎日おばあちゃんがすることと言えば

1日中テレビの前に座ること。

 

体の具合が悪くてそうしているのが一番楽なのかもしれませんが。

 

それにしても

自分の体の不調を嘆いたり、不満をこぼすだけでなく

もう少し家族との団欒を大切にしたり、生きている自分の命に感謝してくれたら、周りの人もおばあちゃんも救われるのではないかと、見ていていつも思います。

 

まとめ:人生をどう生きるかは人それぞれ

今回は

旦那の友人Eのおばあちゃんの話と、旦那のおばあちゃんについて書きました。

 

もちろん人の人生は人それぞれなので、他人である私がとやかく言う問題ではありません。 

 

ただ

友人Eのおばあちゃんの人生を楽しむ生き方の方が、やっぱり素敵。

 

自分がおばあちゃんになっても、旦那のおばあちゃんでなく友人Eのおばあちゃんのようになりたいと願う今日このごろです。

 

おわり!

コメント

  1. mylittlechunchun より:

    大切な人を失った後どう過ごすかによってその後の人生って大きく変わる気がします。そこからの時間だけでは失ったって傷をいやしてはくれないんですよね。

  2. anneneville より:

    旦那さんのお祖母様のその高額医療には驚きました。日本ではお年寄りの医療費の大きさで、問題になっていますが、ドイツは大丈夫なのですか?あとeさんのおばあちゃんは、お子さんたちと同居とかでしょうか?ヨーロッパ諸国の高齢者事情は、大いに興味があるところです。98歳で運転!驚くべきことです。日本にはお年寄り多くても、みんな寝ているとか、そんな事が多いようです。ヨーロッパのご婦人はお強いですね。

  3. kirinup より:

    90歳過ぎてクルマの運転とは!それってクルマになんらかの事故対策が施されているのでしょうか。日本では、高齢者運転の事故が多発しているので、すごく興味があります。いずれにせよ、女性の方が強いですね!!^^v

  4. loco_chan914 より:

    限られた人生。同じ時間を過ごすなら できれば笑って過ごしてたいですよね!
    ウチの父も愚痴や人の悪口が多く 実家に行くとゲンナリします。人の悪口も 自分も共感できることならまだしも 知らない相手の それもどうでもいい内容だと 聞いてるのは苦痛でしかない(笑)
    父も日中 テレビを見ていることが多いですが テレビの中の人のことも文句はがり…時間があるにもかかわらず 身体が少し不自由なことも一因だと思いますが どうでもいいことばかりに目がいくようです。それに付き合う母も疲れています。
    歳をとっていないある程度 若い人にも 不平不満ばかりで 人生を楽しんでいるとは思えない人はいます。その人を見ていても 父を見ていても 今回のアカネさんのブログの内容にも 改めて考えさせられました。
    その時間どう過ごすが ひいては人生をどう過ごすかは それぞれいろんな制限はあるでしょうが 結局は自分自身が選んだ道なんですよね。
    いつもコメントが長くなってしまってすいません!

  5. akane1033 より:

    ちゅんちゅんさん、コメントありがとうございます!
    特に女性の方が平均寿命が長いので、未亡人になる可能性も高いですよね、、、。
    まだあまり考えたくはない事ですが、身近でおばあちゃん達の生活を見ていると考えるものがあります。

  6. akane1033 より:

    anne nevilleさん、コメントありがとうございます!
    日本同様ドイツも少子高齢化社会なので、高齢者の医療費は大きな問題になってます。
    そんな背景もあって、ドイツ政府は難民をウェルカムしてました。(今やいろいろ問題も多いですが、、、^^;)
    友人Eのおばあちゃんは独り暮らしだそうですよ!もしかしたら、定期的に誰か見にきているのかもしれませんが。
    ドイツのお年寄りも、人によりけりですね、、、。強い方もいれば、弱い方もいます。友人Eのおばあちゃんは、完全に強い方ですね^^

  7. akane1033 より:

    きりんあっぷさん、コメントありがとうございます!
    高齢者の運転は、最近ではあまり褒められたものではないですよね、、、^^; Eのおばあちゃんは一応ご近所だけの運転に留めているようですが、危ないっちゃ危ないですね(汗)
    ドイツの女性は、高齢になってからも強いですね〜w 精神的にもそうですが、身体も日本人のように高齢になってもあまり腰が曲がらないようで、逞ましく見えます!

  8. akane1033 より:

    loco_chan914さん、コメントありがとうございます!
    loco_chanさんのお父様も愚痴が多いのですね、、、!
    歳をとるとガンコになるといいますが、周りで見ている方が嫌になりますよね^^;
    旦那のおばあちゃんがそうなんですが、いくら言っても、長年培ってきた性格(?)は変えられませんね、、、周りの家族も割と諦めモードです(汗)
    人生をどう過ごすかは自分自身の選んだ道、全くその通りですね!!
    私もイライラしてしまったり人に当たってしまったりしますが、結局人生を楽しくするのは自分なのでいろいろ気をつけないといけないと思いました!
    いえいえ、いつも素敵なコメントありがとうございます^^ コメント頂けると励みになります♬

  9. kaffitimi より:

    私は完全インドア派で、反対に主人はアウトドア派です。アメリカで主人と一緒に生活するようになってからは、ほぼ強制的に主人とアウトドアを楽しむことも多くなりました。老後は、毎日家でおいしいコーヒーや紅茶を楽しみながら本を読んだり言語の勉強をしていたいなぁ、なんて今から思っているけど、外に出て、活動的に過ごすのもとても大事ですよね。人と触れ合う、自然と触れ合うことは、思っている以上にパワーをくれるんでしょうね。

  10. akane1033 より:

    Naomiさん、コメントありがとうございます!
    すごく境遇が似ていて驚きました!!!笑
    私も旦那がアウトドアなので最近はめっきり(強制的に)アウトドアで遊ぶことが多いですが、元々はゲームとか大好きなインドア派です!
    インドア派が悪いというわけではないんですが、やはり趣味がないと人間ダメなんじゃないかと思います。テレビもいいんですが、受動的すぎるので。
    私は老後は大好きなゲームをして過ごして、周りにゲーム仲間を見つけてワイワイやりたいな、と密かに目論んでいます(笑)

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